地震予知と火山予知、難しいのは?
火山国である日本は常に地震や火山による災害の被害に
付きまとわれている。
阪神大震災の被害は余りにも大きかった。
私も阪神大震災の時には関西に住んでおり、電車が
止まったり、ボランティアに行ったりしたりと、
被災者ではないにしろ関係は浅くはない。
阪神大震災は人災であった(当時の神戸の防火水槽が、とか
村山政権がとかいろいろ言われるが)として、人災のひとつに
関西に地震は起きない、という俗説を信じたような行動をしていた
当時の地震予知連にもあったのではないだろうか。
力武常次教授が、関西もやっぱやばいんだって、て言っていたが
予知連は無視。神戸市も無視。その結果がこれだった、という
話である。
ちなみに神戸大学には、プレートテクトニクスの研究者石橋克彦教授
がいるのだが(東海地震のメカニズム研究)活断層のことはわからな
かったのか?メカニズムが違うためなんともいえないが。
プレート型地震は、大陸移動とも関係している。
ウェゲナーというイギリス(何でこんなミスを…メールでのご指摘ありがとうございました。)
ドイツ人が提唱したのだが、実際調べてみると
例えば日本はハワイと近づいていたりする。
で、大陸なりプレートなりが動くって大体無茶なわけで、余った
プレートが沈み込む際にしなって、地震が起こる。
これがプレート型地震。
一方、活断層型はもっと局所的であることが多く、火山活動などや
地盤の褶曲によって蓄えられたエネルギーが放出されることにより
起こる。これの予知はかなり難しそうだ。
それで、みんなプレート型の研究をしているわけだが。
火山予知のほうが簡単と見えて、有珠山では完全な予知に成功した。
三宅島は予知に成功はしなかったが…。
富士山も予測できないようだ。
今はまだ噴火しないが。
海の向こうの台湾では、動物による予知で被害を抑えたらしい。
きちんと仕事をしている火山予知連(そりゃ当たらないこともあるが)。
あーだーこーだと理屈をこねくり回して、結局予知できない地震予知連。
火山による被害は抑えられてきている。
しかし、地震の被害は相変わらず抑えられない。
メカニズムが違う、それはいい。
本当に、何の予知も出来ないのか?という点が問題なのだ。
予知できないなら研究費用を減らしてくれよ。防災費用に回す
から。
問題もあるだろうが、火山予知連に使った金はムダじゃない気がする。
地震予知連に使った金は、今のところ、どうだろう?